MIKEさん家

都内でヘアメイクしてる人

卒業式シーズンですね

 

去年の今頃はコロナの影響で卒業式の中止が相次ぎとても痛手を喰らいました。

今年もそうかなーと思っていましたがそこまでひどくはなさそうで…ちょこちょことご依頼をいただいております、ありがたや〜

勿論感染対策は万全にして日々のお仕事に取り組んでおります。

 

ご卒業を控え袴をお召しになる予定のお嬢様はヘアスタイルをどうしようとまだお決まりでない方も多いかと思います。

 

当日を素敵に過ごす為のアドバイスを作る側としていくつかお話させて下さい。

 

①担当するヘアメイクに言葉でうまく伝えられる自信がない方は是非画像をお持ち下さい。

Instagrampinterest…何でもいいです、こう言う髪型にしてほしいと見せて下さい。

言葉でいくら説明しようと努めてもお互い想像しているものが一致していなかったら違うものが出来てしまいます。

そこからご自身の長さや毛量によりこのヘアスタイルが可能かどうかのお話になります。

事前にご自身の髪の状態で可能なヘアスタイルか相談が可能な場合はご相談しておくと安心ですね。

それが不可能な場合、第一希望が難しかった場合の為に第二希望、第三希望…といくつか候補を用意しておく事もオススメです。

まずはヘアメイクと出来上がりのイメージをしっかり一致させましょう。

 

②髪飾りのご用意は出来ていますか?

袴をレンタルしたり、ご自身でご購入したり…色々なケースがあると思います。

レンタルであるならば衣装店が責任を持ってご用意して下さっているはずです(プランに含まれている場合は)

問題はご自身でご用意する場合です。

当日お持ち込む場合は絶対に忘れないで下さい。

大学構内でお支度をする場合等、もしかしたら代わりの髪飾りを準備するのが難しい会場もあります。

携帯とお財布の次に大切だと思ってください笑

 

それと生花、ドライフラワーを飾りに使いたいと考えているお嬢様!ここからが大事ですよ!

 

お花屋さんで普通に売っている切り花をお待ちになるのはご遠慮下さい。

 

生花を髪飾りに使う場合は専用の細工が必要です。

事前にお花屋さんに注文をして作っていただくのが通常です。 

いきなりお店に行って作ってもらい持って帰れるものでもありません(可能な事もあるかも…)

使いたいお花の種類や色、今の時期にそのお花が仕入れられるか等も関係してきますので、

余裕をもってお花屋さんに問い合わせてくださいね。

 

生花は鮮度が命です。切り花を無理やりピンなどで留めても萎れやすかったり、ピンで留めた箇所から折れてお花が落ちてしまうこともあります。

手間がかかりますが当日を素敵に過ごすために必要な手間だと思っていただけたら幸いです。

 

ドライフラワーを使いたいと考えているお嬢様にも注意していただきたいことがあります。

近年ハンドメイドアプリで購入された方や手作りでお持ち込む方がとても増えました。

ヘア飾りとして販売しているハンドメイド商品でしたら付ける事は難しくないですが、ここでも一つ問題があります。

 

それはお花の種類です。

 

ご存知の通りドライフラワーとはとても繊細なものです。

触れれば当然ハラハラと散ってしまいます。

その中でもとても繊細なかすみ草はヘアメイクからしたら天敵です。

歩いたり階段を降りたり、ご学友ときゃーっと盛り上がったりするだけでお花はどんどん散っていくぐらい繊細です。

そしてかすみ草はお花が落ちてしまうと茎しか残りません…

わたしも大好きなお花です、ですがかすみ草のドライフラワーのみを使用するのは前撮りを奨励いたします。

お式当日、気付いたら枯れた枝が刺さっているだけというのはちょっと残念ですよね…

他の種類のお花と組み合わせる場合は一概には言えませんが、繊細なものという所は変わりませんのでお取り扱い注意ですヨ。 

 

③生花やドライフラワーで髪飾りを手作りされる場合、そのテープやピンで大丈夫ですか?

 

YouTubeやブログで髪飾りを手作りされている方のHow to記事をよく目にします。

専門外なので作り方の詳細までは語れませんが、この加工だと付けにくい、外れやすいなどお話しできたらと思います。

わたしが以前経験したケースをいくつかあげますと…

 

生花やドライフラワーをピン(ここではUピンを指します)にセロファンテープやビニールテープでぐるぐる巻にして作られた髪飾り…

 

ドライフラワーはともかく、生花は水分があるためセロファンテープやビニールテープの粘着力では簡単に抜け落ちてしまいます。

さらにぐるぐる巻にされた箇所が引っ掛かり、髪に差し込めない…綺麗にお花を飾らなくなってしまいます。

一般的なヘア飾り用の生花は花部分から茎にかけて細いワイヤーを通し補強し、グリーンテープという専用のテープで固定されます。

その為茎部分もスリムで飾りやすく、強度も上がります。

髪飾り用にお花の加工が必要だったと知らない方も多いかと思いますが、

ご用意される場合は余裕を持ってお花屋さんにご相談してみて下さい。

 

まだまだ間に合うと思っていてもあっという間に当日を迎えてしまうものです。

4年間の集大成を素敵な思い出で締めくくる為にお役に立てたら嬉しいです。